2008年4月30日水曜日

ヒカシュー名古屋

ヒカシューCD「生きること」発売記念ツアーがはじまった。
ちょうどタケノコのシーズンに入念が歌える喜び。
名古屋では、漏電銀座という今回のジャケットを描いてくれた
逆柱いみり氏のバンドがオープニングを務め
「不思議のマーチ」を歌ってくれた。
ヒカシューはあいかわらずのガツーンで、
がんばった。
終演後、清水さんのシンセが落とされて
壊れてしまったのが心配。
ビンテージの清水さんがよりにかけた音色と
そのショックが特に心配だ。
さて
今日は大阪、そして東京と続く。

2008年4月23日水曜日

せんがわ劇場へ

京王線の仙川
ここに今年新しい劇場がオープンした。
せんがわ劇場
たいへん小さな劇場だけど、芸術監督にペーター・ゲスナーを迎え
地域発の演劇も作っていくようだ。
そのペーターからの依頼で、今年の7月18日、19日、20日
音楽フェスティバルを開くことになった。

まだ発表の段階にないが
川上未映子、坂本弘道、清水一登、シカラムータ、
ヒカシュー、藤原清澄グループ 、SALLE GAVEAU、
John Zorn's cobra 林正樹部隊などが予定されている。

2008年4月20日日曜日

横浜美術館のグランドギャラリー



書の熊峰の書、ガオピンのピアノ
鈴木理恵子のバイオリン、石川高の笙
そして巻上公一の語り、ホーメイ、口琴、演武
ガラコンサートは、グランドギャラリーを大きく使いながらも
繊細な表現に包まれた。

2008年4月19日土曜日

シュールの部屋で聴く笙

今日、石川高さんのレクチャー&コンサート。
横浜美術館の、本物のサルバドール・ダリ、エルンスト、マグリットなどに
囲まれた中で聴く、笙の音とバイオリンは、円形のホールにこだまして
不思議な気分になった。
かなりのミスマッチがシュール以上。

2008年4月17日木曜日

ガオピン、湯河原に来る。


ガオピンと鈴木理恵子さんが湯河原に来た。
真鶴で地魚を食べた後、
湯河原檜ホールのご好意で、横浜美術館のためのリハーサル。
武満徹からモンゴル民謡、中国歌曲、ガオピンの曲、さらにお父さんの曲など
落ち着いたリハーサルをすることができた。
「朝までリハーサルしてもいいのよ」と奥様に言われたが、
明日は横浜美術館でのゲネラルプローベ。
わが家に招待し、しばし歓談。

2008年4月16日水曜日

イキモノガカリに対抗してギオンガカリ


”御縁”vol.3というタイトルで、
巻上公一(声、他)、成井幹子(vln)、坂本弘道(cello)のインプロ。
大泉学園inFにて。

坂本さんのソロから始まった。
エフェクターによって、至近距離のサントラの如く
音像が揺れ動き、布に映した映像のように浮遊する。
ぼくは、ブリキのおもちゃやギリギリピーで
いってみれば擬音係か。
イキモノガカリに対抗してギオンガカリなるバンドでもつくろうかな。
成井さんは、福島の人らしい穏やかな美人だが、
ディレイを駆使してなかなかするどい顔でバイオリンを演奏をしていた。

最初のアップで、「イキモノガカリに対抗してギオンガカリ」と書いてしまった。
生き物語り・・・こっちのがいい名前だよ。

2008年4月12日土曜日

こえだらけうたくりげ at ルバイヤート


勝沼の老舗ワイナリー丸藤葡萄酒の21回蔵コンに呼ばれて、
おおたか静流さんと歌をうたってきた。
ベートーベン「いとなみの歌」からはじまり、ぶどうの歌づくし。
ホーメイのバリエーション、日本の歌 混唱 口琴の調べ
ルバイヤートの即興歌など。
蔵の中は12度と寒く、湿気もたっぷり。
満員のお客さんはすでにたっぷりワインが入っていて
楽しさも格別。




2008年4月10日木曜日

法華経講義


新宿駅から徒歩5分のところにある常円寺。
ここで松山俊太郎さんの特別連続講座『法華経講義』全12回がはじまった。
ぼくは同じ場所で、午後3時30分から、倍音を中心にした声のワークショップの講師をし、
そのまま残って先生の講義を受ける恩恵を授かった、
サンスクリット語に精通している松山俊太郎先生のお話は、ビッグバンから人類の誕生、
放射線による突然変異など生命の大きな歴史からはじまるスケールの大きなもので、
古代インドの風景までもが浮かび、法華経から人類存続を考える刺激的な内容だった。


2008年4月8日火曜日

まるで台風だった。


今日は、東京でスタジオの仕事なのに
朝からまるで台風のように雨風凄まじく
東海道線は運休していて、
熱海から新幹線で東京に行った。
帰りは油断した。
もう動いているだろうと新幹線を小田原で降りたら、
まだ電車の運行はまともじゃなかった。
40分も待って乗ったのだけど、
前の電車がつかえていて
いちいち駅で20分も止まっていた。
家に帰ると、岩波書店から
「使える9条」
ヒカシュー「生きること」のB2のポスターが届いていた。



ただ歌うそれがいい。

ただ歌えばいいのに
へんな欲で、音楽をしようなんて
ただ歌えばいいだけなのに
よくみられたいだなんて
風のようにひゅーっとさ
水のようにさらーっとさ
ただ歌えば
ポチのようにこころがついてくる
はずだった
他人に渡せる歌になるには
なにをはこべばいいのか

2008年4月7日月曜日

入学式と国旗

新しく一年生になる喜び
いい気持ちの朝、
日差しがあったのに突然の雨。
校長先生は
谷川俊太郎さんのともだちの詩を読んだ。
けんかをしたら
心が泥だらけになったというやつ。
手や顔や服が泥だらけじゃなくて
心が泥なんてね。
学校体育館の演台のところの照明が暗いのは、
なぜなんだろう。
提案してみよう。
国旗にご丁寧に挨拶しすぎるのも、どうなんだろう。
昔は、戦争の頃の複雑な思いがあったから
もっとさらっとしていたと思う。
戦争に負けた経験から、
人間を敬おうという風潮が生まれた。
それなのにそれが失われつつある気がする。
いちばん大事なのは子供たち
たぶん空気くんが強要しているのだろう。
へんだよ空気くん。
人間が一番!
いのちが一番!
でなけりゃ
いのちが泥まみれになる。


うちの横の桜はかろうじて残っていた。

2008年4月4日金曜日

ジャムセッションなんちゃって。

新宿に出たので、子供の入学用に世界堂でさくらの太巻きクレヨン12色を買う。
今日のJanmah島村氏のジャムセッションは、歌舞伎町の入口、ドン・キホーテの裏にある
Golden eggというライブハウスで行われる。
ソープランドとファッションヘルスにはさまれて、呼び込みをくぐりぬけて、会場に到着。
ぼくの今日の楽器は、洗面器と細く長いホースと鳥笛と口琴。
ソロを20分ほどやり、いくつかの組み合わせでのセッション。
セッションのはじまりヴォイスのマリアさんの美しい声だけど
他の楽器とまったくかけ離れた音程が出てきた。
喉はだいぶ開いたようだが、耳の開きがまだなのかもしれない。
(この件は追求に値する。たいていは音質の選択で解決できているから)
鈴木君のテルミンは、なんともおしゃれな工夫が随所に観られる。
(Talkboxやコンベックス(巻尺)etc..)
かなりかっこいい音が出せるようだ。遠慮深くて慎重だ。
声はモニターがいまいちで、なかなか聞こえにくい環境だった。
他のギター、ベース、ドラムみんななかなかセッション慣れしているようだったが、
こっちはばかみたいな演奏なのに、実にやさしい人が多くてほっとした。
ちなみにこの日はJanmahの誕生日。
りょうちゃんがドラム越しに「がんばれよー」と声援。
この時「がんばれ」は方向というものを示唆していることに気付かされる。
行くべき方向が自在の時には、妙な響きだ。
P,S,そういえば突然現れた檜山さんは、驚きのリードシンガーに変身してしまった。
ジャムは何も知らないというのも利点だろう。


2008年4月2日水曜日

いちごの赤、富士の雪




同じ飛行機には、日本の水泳チームが乗っていた。
帰国すると成田はごった替えしていて、
珍しく成田EXPRESSもほぼ満員。
大きな音でPSをするサングラスの男、
違う席に座る年配の女性、
東京駅は丸の内側から八重洲まで通り抜けるもままならず、
いつも思うけど、日本の一番大変なところは、
この人口密度である。
東京をひとたび出れば、ストレスも少ない。
それで今日は、かなりの時差ぼけの中
いちご狩りに。
2、3日寒かったので、馴染みのイチゴ園ではイチゴ狩りはできなかった。
イチゴの赤のあったかさは格別。