2008年3月30日日曜日

カリフォルニアでイタリアン

結局シェパニースには行けなかったが、
オークランドのイタリアンOliveto!! その素晴らしさを堪能してきました。
もうびっくりのおいしさだった。
アンチョビ入りの細いパスタだけど
まったく魚臭くなく、甘い香りがひろがって
完璧なバランス!!
Fidei,with Monterey Bay Sardines, Rosemary and Hot Pepper
薪で回しながらローストしたRanch pork alla diavola with wild arugula
豚のローストルッコラ添え 降参しました。
写真は付けませんね。おなか空いちゃうでしょ。

バークリーの地理を把握しようと、道に迷った。


バークリーの地理を把握しようと、道に迷った。
郵便局も、大学も、メキシカンの店も、タイ料理屋も
だいたいどこにあるかわかってきたが、へとへとになった。
鼻の頭がうっすら日焼けしている。さすがカリフォルニアだ。
(ウディ・アレンが言うように)雪だるまが日焼けしているだけのことはある。
久しくだしていなかったメルマガ「マキブリ」を発行して、
夕方、会場のウエストオークランドへ。
小さな掃除してない会場で、太っちょの鼻ピアスしてタトゥが体中にあるとってもかわいらしい女の子が管理していた。
猫が2匹ほどいる。(まるで普通の家・・)
「アンプは使っていい?」
「そこにあるわよ、わたしのじゃないし」
「マイクもいい?」
「出してくるわね」
「ありがとう」
とっても不器用にマイクホルダーをスタンドにつけている。
「この回し方するとボスが怒るのよ。だけどわたしはこうやってマイクつける方が簡単」
ミキサーは、HDレコーディング用のもので、ライブには向かない。
マイクのLow cutができなくて、低音がこもってしまっていた。
しばらくして、カノコさんの家族一行が登場。ご夫婦と妹2人。
「巻上さん、こんなとこで大丈夫なんですか?」
たぶん汚くて小さいという意味だろうと思い、
「よく小さいとこでやってるんですよ」と答えた。
大きさは、大泉学園のinFや下北沢のレディジェーンよりは大きい。ただ汚いだけだ。
お客さんもなんとなく集まってくれた。
ジョン・ゾーンの初期の作品に参加しているパーカッションのMike E Millerも来てくれた。
才気あふれるカノコさんの筝は沢井流で、キッチン用品を使うところはフレッド風であるかもしれない。
伏せて内面に向う演奏スタイルで、からだのバネができたらかなりいいだろう。
ぼくはといえば、テルミンに口琴、へんてこな声と歌とも付かぬ歌で、
まあたいしたことはない。
終演後は、カノコさんのご家族とFentonsというお店で
比呂美さんお薦めのオニオンリングとアメリカサイズのアイスクリームを3口ほどいただく。

2008年3月29日土曜日

珈琲屋CAFE FANNYがやけに流行ってる。

朝起きて、目の前のパン屋ACME BREADと珈琲屋CAFE FANNYがやけに流行ってる。
なんだかひっきりなしに人が来る。
これは絶対にうまいに違いないだろうと、
ポーチドエッグ乗せとカフェオレの朝食。
いつもはごはんなので、ぼくには珍しい。


ここはアリス・ウォータースのやってる立ち飲み珈琲屋さんだと後で知った。

2008年3月28日金曜日

初カリフォルニア

カノコさんはプリウスで迎えに来てくれた。
なんだか忙しいらしく、
モーテルにチェックインさせてもらったら
リハーサルに行ってしまった。
明日は人が来るのかなぁ。
なにか自信なさげだったのが気になる。
お母さんと妹はくるらしいけど・・。
((カノコさんのお母さんは相当有名な詩人で、ぼくは同い年なんだよ))
ニューヨークからの飛行機が食事を出さない便だったので
かなり腹ぺこで
近くのCafe Leilaってとこでチキンバーガーを食べた。
けっこう雰囲気のある店だった。


で、
カリフォルニアのバークリーのモーテルからアクセスしている。
目の前にワイン屋さんがある。
どうも地図をみたら、
近くにアリス・ウォータースのシェ・パニーズ(Chez Pannise)があるらしい。
カリフォルニア・クィジーヌ発祥の地。
明日はライブだから次の日くらいに行けるといいなぁ。
サンフランシスコのオリベットという店もいかなくては。

John Zorn's The Prophetic Mysteries of Angels, Witches, and Demons

スコットさんに会って、その日の夕方、
次の日に公演を控えたジョン・ゾーンの新曲が聴きたくて
公演会場Miller theaterで行われていたリハーサルを特別に見学させてもらった。
超絶フルートと2人のパーカッション、とコンピューターによる作品は、
パーカッション2人が作り出す擬音が半端じゃなく面白くて
本番がみれないのがとても残念でならなかった。
John Zorn's The Prophetic Mysteries of Angels, Witches, and Demons
Performed by flutist Tara Helen O'Connor

2008年3月27日木曜日

Scott Hull Mastering

ヒカシュー新譜「生きること」をマスタリングしてくれた
スコットさんに会いに行く途中、よせばいいのにApple Storeによってしまい、
ひょっとしてまだ円高ではないかという考えが働き、
調子に乗ってにiPod nanoを買ってしまう。
しかしOS10.4しか動かぬことを知り、持ってきているPowerbookではダメだと知る。
かなりがっかりだ。

2008年3月26日水曜日

DEEP TRANCE BEHAVIOR IN POTATOLAND

オントロジカルヒステリックシアターの新作では、
一昨年、日本で撮影した映像とイギリスで撮影した映像が使われている。
GO TO JAPAN
とテロップが出て、あの見事にに京都的な顔というか服というか、
日本人であるゆえに、そんなことに意識がいってしまう。
こういった感知力というものは、芸術鑑賞にはつきものだろう。
その感知の差異を上回るおそるべきリゾームが
リチャード・フォアマンの舞台には蔓延しているのは言うまでもない。
なにしろ舞台装置の平衡感覚からしておかしくて斜めに落ちていきそうな案配だ。
なんだろうあの醜くも脚を切られた短足で斜めのふたつのピアノは。
「一方イギリスでは」
という対照がさらに奇妙に映る。
その前では、リアルなニューヨークの身体が独特のうごきを見せている。
いつになく繊細な音、リズム、
そのここちよさが格別だ。


毎週火曜日には、トークがあって、今日はコロンビア大学の人類学者のNENI PANOURGIA教授だった。


Performers: Joel Israel, Caitlin Mcdonough-Thayer,
Fulya Peker, Caitlin Rucker and Sarah Dahlen.

TUESDAY MARCH 25 WITH NENI PANOURGIA:
Dr. Panourgia is a professor of anthropology at Columbia
University. Her work is situated at the point where
anthropology meets its philosophical foundations and
addresses concerns raised by critical medical studies.


終演後、the stone へ。
アンソニー・プタクのテルミンを観賞。
三脚に据えられたテルミンはほとんど裸で
アンテナは細く長い。
さらに別のアンテナ状の金属を奇術師のように当ててみたり、
光センサーをつけてみたり、
音はすべてノイズ的な電子音を聴かせる。
つまり音程というものはいっさいとらない。
そういう意味ではシンパシーを感じる。
Anthony Ptak
Anthony Ptak (theremin)
Theremin antenna control of digital software processing oscillators and electro-acousmatic sound.

http://www.youtube.com/watch?v=Azy8zjwULPA

2008年3月25日火曜日

国連ビルの近く

イクエさんのコンサートが開かれたジャパンソサエティは、
国連の目と鼻の先で
チベット人とその支援者たちが集まりデモの最中だった。
デモ中の人たちが時折、ジャパンソサエティのトイレを借りに来る。
ガードマン氏は全然やな顔せずに貸してあげていた。
チベットもウイグルも、ずっとひどい目にあってきた。
北京オリンピックのこの年、中国には大きな政治的決断が迫られている。
そういえばシドニーの時、オーストラリア政府ははじめてアボリジニがいたことを認めた。
そして今年やっと謝った。
歴史とは、おそろしくおかしなテンポだ。
(それもかなりの部族が絶滅した後に!! )
ネット上でダライラマを支援することができるので、さっきサインしてきた。
https://team.avaaz.org/jp/

そういえばアントニオ・ネグリ氏が、
日本の法務省入国管理局の嫌がらせにあって
ビザが出ずに入国できなくなったのをご存知だろうか。
こういった国際的文化人を拒否することは国益を損なうと思うが、
この嫌がらせはこの国にどんなメリットがあるというのだろうか。
しかもいつひどい目に遭わされるかわからない
法務省入国管理局というものを一度徹底調査すへきではないか。

緊急報告】アントニオ・ネグリ氏来日中止の経緯説明会」
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/from/blog/2008/03/post-71/

2008年3月23日日曜日

イースターだった。

中馬芳子さんにお昼をごちそうになった。
中馬さんは、1976年からニューヨークに住み
精力的にコレオグラフィックな作品をつくっている。
共通の知り合いが多いが、昨日はじめてぼくがヴォーカリストであることを知ったそうだ。

19丁目のベルギーのパンのチェーン le painに行った。
スープについていたパンがかなりおいしかった。

写真は、アボガドとタヒニ


夜、Ontologicalに行こうと思ったらイースターで休みだった。
スーパーもどんどんしまってしまい、ちょっと慌てて食料を調達した。

2008年3月22日土曜日

イクエモリ 30周年 2日目

2日目の幕開きは、Maya Derenのフィルムにイクエさんのコンピューターミュージック。
Maya Derenは、Tzadik labelのファンなら知っていると思うが、
リビングシアターのユビュ王の音楽を担当したIto Teiji氏のパートナーである。
Maya Derenのフィルムはマルセル・デュシャンと共作したWitch's Cradleと2作目のAt Landが上映された。
ただ、あと2分で終了という時にフィルムがからまってしまい、微妙な終わり方を余儀なくされた。
次に、Phantom(ジーナ・パーキンスとイクエモリ)にシロ・パプティスタが加わった。
OMNIという曲では、巻上公一がゲストに登場。次の曲では、シロのビリンバウと巻上の口琴の共演。
すこしばかりもりあがったとこに
Mephista(シルヴィー、スージー、イクエ)のパワフルなインプロヴィゼーシヨン。
まさにイクエワールドを堪能できる一夜だった。

一日目、二日目とも満席。二日目は入れない人も30人ほどいたようだ。

2008年3月21日金曜日

イクエモリ版 山東京伝「心学早染草」

山東京伝「心学早染草」に想を得て
イクエモリさんがビジュアルと音を作り、
巻上公一の生々しき語りと
テルミン、口琴を合体させた世にも奇妙な作品ができた。
ジャパンソサエティのホールもいっぱいになり
こちらも気合いを抜きつつ入れつつ
流れを感じながら、演奏することができて
約20分、思っていたよりもうまくいった気がする。



後半は、ガムランをフューチャーした作品で、こちらも
サックスといい、ビジュアルといい、素晴らしいものだった。

2008年3月20日木曜日

ニューヨークに到着

ニューヨークに到着した。
アメリカで公演するのにはビザが必要で、だいぶ前から申し込むのだけど、
たいていぎりぎりになるようだ。
3月になってやっと書類が届き、WEB上からアメリカ大使館の面接日を予約。
すでに14日しか空いてなくて、まあ大丈夫とタカをくくっていたら大間違いだった。
面接官に「20日に出発、21日が公演です」というと、にこやかに14日その日の午後に
パスポート送ってくれると言う。
安心していたのに、返信用のEXPACKのトラックバックに出てこない。
招聘先がコンタクトしたり、自分でも問い合わせた。
なんと問い合わせには2500円くらいかかる。しかもカード払いのみ。
昨日ぎりぎりパスポートが届き、予約したフライトに間に合った。
ほんとひやひやしたなぁ。
無事到着してホテルにチェックイン。
ジャパンソサエティでの公演は明日。
TIME OUTにイクエさんがたくさんありとあらゆる場所にでかでか載っている。
たくさんお客さん来てくれるといいのだけど。